東京都行政書士会中央支部は9月24日、京橋プラザの多目的ホールで「暴力団等排除対策委員会」の発会式を開催した。
　 司会を森山潤対策副委員長がつとめ、大津正明相談役が開会を宣したのち、渡辺寛治委員長が挨拶。中央支部が本部に引き続き輝かしい60周年の節目を迎えようとしている時、後に続く者への遺産として諸先生がたとの美しい交響曲を演奏したい、と会員の協力を呼びかけた。
　 来賓を代表して矢田区長は「安心安全なまちづくりを進めている地元中央区にとっても、こうした会ができることは誠に心づよい限りです」と祝辞を寄せた。築地警察署の川崎和昭署長は「都内101の警察署において風俗営業の申請が最も多いのは築地警察署で1,900件もあります。許認可に関する仕事にかかわる行政書士の方々にご協力をいただき、官民一体となって安心なまちを守りましょう」と、対策委員会を発足させた意義を説いた。さらに警視庁の組織犯対策の担当者は、NPOの名を騙（かた）って賛助金や補助金をだましとろうとした実例をあげて行政書士の協力の必要性を強調した。
　 さらに東京第一弁護士会民事介入暴力対策委員会の猪狩俊郎委員長、東京都行政書士会の鎌田寛二副会長、東京都行政書士会暴力団等排除対策委員会の山本祥博顧問（元警視庁暴力団対策課長）からも祝辞が寄せられた。
　 列席した来賓が紹介されたのち講演会が開かれた。講師は財団法人暴力団追放運動推進都民センターの松田洋専務理事と警視庁の田村正暴力団対策係長。
　 最後に藤本修副委員長が、「暴力団排除宣言」を読みあげ採択された。寺本恒雄副委員長の閉会の辞で終了した。
暴力団排除宣言
　 私達「東京都行政書士会中央支部暴力団等排除対策委員会」会員は、支部設立の趣旨にのっとり
　 ○「暴力団を恐れない」
「暴力団に金を出さない」
「暴力団を利用しない」
の暴力団を追放三ない運動を実践する
　 ○暴力団による不等な要求は断固拒否する
　 ○関係機関との緊密な連携と一致団結した会員相互の協力体制を確立する
　 以上のことを遵守し、暴力団の介入しない明るく安全で安心できる街の環境づくりのため、積極的な暴力団排除活動を推進することをここに宣言する。