中央区商店街連合会の定期総会が14日、銀座ブロッサムで開催された。司会は月島西仲商店街の勝呂範雄氏がつとめた。会長の岩崎裕之氏の挨拶に次いで議事に入り、昨年度の事業報告(恩田常任理事)決算報告(柴川常任理事)会計監査(高橋監事)ならびにスタンプ委員会の報告(日比副委員長)をそれぞれ承認した。
次いで役員改選について柴川常任理事が「5月27日の常任理事会で新会長に重盛永造氏(人形町)が選任された」と報告し、これを承認。
退任挨拶で岩崎氏は「橋本会長が急逝して代行を含め5年10か月、大禍なく務めることができた。月島から思いもかけず会長となり、以来、背のびのしっぱなしで長い時期でした。江戸開府400年、創立50周年のイベントが思い出ぶかい」と語り、会員の支援に感謝の意を表した。新会長に就任した重盛氏は「区の商業発展のため、区と議会の協力を得ながら精いっぱい頑張ってまいりたい」と挨拶。
新年度の事業計画・予算などを承認して議事を終えたのち、来賓を代表して、矢田区長、中嶋議長、工団連の中條副会長が祝辞を寄せ、総会を終了。
懇親会の司会は吉川常任理事がつとめ、就任したばかりの重盛会長は「私の持論でもありますが組織は若い人の起用が肝要であります」と意欲を語った。区議会の渡部博年委員長の発声で乾杯をして懇親に入った。途中、ミス中央が紹介されるなど賑やかに進行した。
新会長の重盛永造氏は昭和十九年生れ。ゼイタク煎餅重盛永信堂の創始者の長男。人形町商店街の理事長。家業のかたわら人形町の発展に尽力。特にシンボルでもあったアーケード街の撤去には苦心しつつも、時代にかなう「モール街」を区を説得して区内で初めて実現。また若手を集めた「三水会」を結成して、若手の落語の会を開催、記念誌を発刊するなど、そのアイデアと実行力で次々と新しいイベントを企画、新しい人形町の起爆剤として注目された。愛妻をガンで喪うも、それに耐え、今年は初の企画「神仏合体の稚児行道」を実施して注目された。
新役員は次の各氏。
会長=重盛永造▽副会長=松岡肇(中央大通会)勝呂範雄(月島西仲)小坂敬(銀座通連合会)柴川賢(人形町)岡本好弘(東日本橋やげん堀商店街)▽会計=北島俊英(築地場外市場商店街振興組合)井上昭夫(浜長商店街連合会)▽監事=高橋良和、佐野喜十郎(重任)
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