14日午後零時40分ごろ新川1―10―14「ニューリバービルディング」(事務所共同住宅・8階建)の5階部分のタイルが落下した。この事故で40歳の女性がタイルの直撃で意識不明の重体。また落下を目前に急ブレーキをかけた乗用車を運転していた男性はひざに軽傷を負った。
落下したタイルは斜型の壁に貼られていたもので消防署によると幅5メートル、高さ7メートルに達していた=写真下。
当日、現場に近い場所で仕事をしていた新川2丁目霊一町会の小林溥明会長は「今まで聞いたことのないようなドスンという大きな音を聞いた。その直前にサーッという音も耳にした。外に出ると多くの人がいて現場に行ったら勤人があ然としていて、女性が倒れているので近所の人とその体を移動したところ、手が動いたので生きていると思った。耳から血が流れていた」と、惨劇の模様を語る。消防車がいち早く駆けつけたものの救急車が着くまで時間がかかった。女性は自転車のカギを手にしていたという。聖路加国際病院の集中治療室で手当てを受け、幸い一命をとりとめた。
この事故から3日後の17日午後6時頃、湊2丁目の中央小学校裏側、道路に面した6階建てビルの斜面タイルが幅2メートル、高さ2メートルの広さで落下する事故がおきた。これによる被害はなかったものの、このビルも新川と同じく築15年。
また、新川の場合は2月に診断して劣化・ひび割れに問題ありとされていた。
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