明石小学校の同窓会が、22日の日曜11時から開催され、体育館は多くの卒業生で埋まった。
会長の臼倉勲氏(明石町町会長)は、明石小学校が3年後の平成20年に創立百周年を迎えるところから、卒業生の結束をはかっていきたいとの挨拶をした。
来賓で列席した矢田区長は中央区が教育ほど崇高なものはないとの理念で取りくんでいることを明らかにした。また同校の岸本校長は一時児童が減少したものの今は増加の傾向にあると伝えるとともに現在の教育活動を報告。前校長の千葉氏も列席した。
今回の同窓会のメーンは、聖路加国際病院の日野原重明理事長の講演。子どもの教育について次のような見解を示した。
「私の卒業した小学校は統合でなくなりました。在学中に担任の先生がグループ教育をして、その結果、中学に入学することが出来た」
「最近の調査によると、親からウソをつくなと教えられた子は米英や韓国は七割いるのに日本は3割。最近、友達のいさかいをなだめたことがあるかの質問に日本は7割がないと答えた。親が人との関りについてモデルを示していないのではないか」
「私が子供に講演をしたとき、私が生きている間に戦争はなくならないでしょうね、と話した。その後、作文が寄せられ、その中に、ぼくは友達になぐられても我慢することにする。その代り、その友達に2度とそういうことをするなよ、とさとす、こうすることで戦争はなくなると思うこのように書いてありました。15歳の感性はすばらしいものです。今の子どもに知識を与えるだけでなく、とんと押し出してあげることも必要です」
「若い子からこういう年寄りならなってもいいと言われるようにしなさい。チョコマカ、セカセカ歩かず、堂々とゆったりと歩くようにするといいんですよ」
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