佃1、2、3丁目の町会長連記による矢田区長あての要望書が26日提出された。当日は地元選出の二瓶区議の案内で、2丁目の木村秀也副会長、3丁目の東志暁副会長が区役所を訪れ、鐘ケ江助役と平野教育長に要望書を提出した。
防災拠点となっている佃中学校の石川島病院脇の侵入口は三井不動産の所有だが、ここに駐車2台分のコインパーキングが出来て、震災時には障害となるというもの。区民の安全上、区の対応を要望している。
区は教育委員会と連携して三井不動産と協議することを約束した。
佃連合町会の要望書
中央区は、中央区民を災害から守り、「犠牲者ゼロ」の災害に強い町を実現するため中央区地域防災計画を定め、都および防災関係機関と相互に連携を図りながら、防災対策事業を実施されています。
さらに、災害発生時に、区や防災区民組織等の地域住民が迅速な災害応急活動等を行うため、区立学校等を避難所・救護所・情報拠点の役割を担う「防災拠点」として位置づけ、防災活動資器材庫を整備していることは高く評価します。
佃・月島地区の一時集合場所及び避難所施設は佃島小学校及び佃中学校であり、同施設は防災拠点として設定されています。
現在同校の校庭への進入口は両校正面玄関と佃公園口及び佃2丁目石川島病院脇の4個所です。佃2丁目の侵入口の鍵は町会においても借用管理していますが、両校門及び公園侵入口は借用管理していません。
休日・夜間の学校警備が機械警備に変更になると休日・夜間の避難進入口は佃2丁目口一つです。
さらに、佃2丁目の進入口を利用するためには、三井不動産所有の民地を通過しなければならず、現在その土地は駐車スペース2台分のコインパーキングになっていて、不特定多数の車両が利用しています。
災害発生時には、佃2・3丁目及び月島地区の避難導線を考えても、また消防車両の進入口としてもその民地パーキングは、防害となり区民の安全を確保することができません。
そこで速やかに中央区におきまして借り上げ・買い上げ等の手段を講じ、災害対策の整備を早急に実施していただきたく要望いたします。
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