区内の32団体が集まる中央区女性ネットワークの第2回総会が、17日に開かれた。司会を環境保全ネットワークの篠原良子さんがつとめ会長の川名一榮さんは、神田祭りで女性が担がないと神輿のあがらない町会もある、として女性、男性が共にミコシをもちあげていく社会にしたいと挨拶した。
　 来賓を代表して矢田区長は「21世紀は女性の時代といわれるように、もっと女性の力が必要になってくる」とネットワークの輪に期待を寄せた。
　 環境学習リーダー中央の会の伊藤美智子さんを議長に議事に入り、事業・会計・監査報告を承認したのち、役員改選では次のように決まった。
　 会長＝河本佳子（オスビーの会）▽副会長＝河村有里子（リーダー研修OB会）▽書記＝喜多淳子（女性の地位向上委員会）▽会計＝伊藤美智子（環境学習リーダー中央の会）丸岡トミ子（環境保全ネットワーク）▽監査＝柴崎直子（月島少年母の会）本橋栄子（中央母の会）
　 事業計画と予算案を可決して総会を終了したのち、「地域で育てあう女性のパワー」をテーマにパネルディスカッションが行われた。コーディネーターは新会長の河本さんがつとめた。
　 パネラーは3人で、それぞれ次のような意見や抱負を語った。
　 渡辺うた子（銀座育成婦人会）　戦後の荒廃した銀座で将来を担う若者のために、と亡き加藤節子さんを会長に発足した。子どもたちに本を読ませたり、写生会をしたりと活動を重ねてきた。いつも地域の連携を大切にしてきた。還暦に向かってさらにパワーアップしていきたい。
　 五味まさみ（わかはや会）　図書館などの対面朗読を平成9年から開始。会員は女性16人、男性2人。15年からは児童館でも活動し、特養ホームも新富など民間に場を広げている。読むだけでは駄目で、固有名詞など事前調査に意外と時間がかかる。
　 跡部喜美子（環境保全ネットワーク）二酸化炭素のワースト3を返上したい。家計簿など広がり、企業の参加も多い。小さくまとまれば大きなうねりになる。もっと男性の参加がほしい。男性は環境にうといのか？区の精神的支えも必要と思う。昨年は区環境部と共催で「子どもと試す環境まつり」を開催して大きな成果をのこした。