京橋地域の行政懇談会で、銀座4丁目共和会の山野政光会長が必ず質問することが、銀座三越前、晴海通り沿いの歩道に並ぶ宝くじ、新聞・雑読スタンドと電話ボックスの撤去。「銀座が外国ブランド進出で一層モダンになっているのに、景観上、好ましいものではない」と質問。さらに今回は銀座5丁目連合町会の安西章次会長も「通行の邪魔になっている。食事しながら販売している」など、今の時代に合わないと主張。
　 管理する第一建設事務所は「許可受けたものについては更新を認めている」との答弁を繰り返すのみ。
　 質疑が終ろうとした時、4の部連合町会長の高野辰明会長が再びこの問題に言及し、「一建の対応は誠に不愉快。あそこは中央区の中心だ。もっと知恵を出して、署名が必要ならやりますよ。旗を立てるな、看板出すなと言われれば皆んな従っているでしょ」と追求した。一建は「宝くじは残してほしいの声もある。今の段階で都の方針は変わっていない」と繰り返した。最後に区の土木部長が「地元のあつい要望と受けとめ、区としても努力してまいりたい」と答え、おさまった。
京橋の行政懇談会
　 3地域のトップを切って京橋地域の行政懇談会が18日銀座ブロッサムで開かれた。主な質疑は次のとおり。
　 新富町会（川端武二会長）町内で深さ8メートルの空井戸が見つかったが震災時に危険ではないか（現場を見て対応したい）新金橋の公園が整備されたが、高速沿いの金網にのぼる人がいて危険だ。
　 明石町町会（臼倉勲会長）佃大橋下の公衆トイレは歴史散歩の人たちで利用が多いのに、古くて暗い。（17年度に改築の予定）佃大橋の自転車用スロープ下の空間がオートバイの占用駐車場となっている。町会で管理して花など植えられないか。
　 築地6丁目町会（小林高光会長）事件が多発しているだけに学校の安全を心配しているし、交番を充実していただきたい。（交番相談員を5人から10人とし、6丁目と湊町には常駐する）築地市場の移転と環状2号線の情報が町会までおりてこない。（都との協議の場が設けられ、ビジョンの内容を検討する）
　 築地6丁目南町会（大長謙蔵会長）小田原橋裏の河川敷の埋立地が駐輪場となっている。（場外の団体で管理することで無料になったが、町会対応が不十分だった）晴海ふ頭に大型トラックが駐車し、排ガスを放出し、カラ弁当箱などを捨てている。（継続的に規制していく）
　 新川1丁目西町会（中村源吾会長）ペットボトルなど廃プラスチックをもったいないので回収してほしい。（近い将来、プラスチックも清掃工場で燃やすことになる）樹木に名札をつけると、子どもの教育に役立つし、出生地を示すとなおよい。（順次、充実させていきたい。いたずらではずされることも多い）
　 （月島・日本橋地域は次号に掲載します）