鉄砲洲稲荷神社と崇敬会、敬神婦人会、弥生会との共催により、1日の日曜日、歌舞伎座の正面玄関前で「18代目中村勘三郎襲名祝賀行事」が開催された
午前9時に神社を出発した本社神輿は、高張提灯、囃子方を先頭に歌舞伎座に到着、午前11時にセレモニーが始まった。周辺の歩道は人で埋まる盛況ぶり。神輿の前には白半天と白足袋の弥生会の人たちが勢ぞろいし、玄関右側には崇敬会の役員がそろいの着物姿で迎えるなか、18代目中村勘三郎が登場。中川文隆宮司からお祝いの口上があったのち、敬神婦人会から花束が勘三郎丈に贈られた。
崇敬会の高野理事長らからお祝いの口上があり、勘三郎丈に名誉会員としての半天が弥生会から贈られた。名誉顧問の矢田区長がお祝いの口上を述べる。そして18代目が答礼の挨拶。「私はこの日のことを生涯忘れません」と、感謝をこめて語って、一斉に拍手がわいた。
六番組の若宮組頭が祝い歌を奉上したのち三本締め。一斉に神輿が担がれ、勘三郎丈と矢田区長が肩入れをして、景気よくもんで差し上げ、祝賀の最高頂を迎えた。
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