浜町3丁目西部町会の氏神「浜町神社」が、再開発にともない建替え工事が進められていたが、このほど落成して12日午後6時から、町会あげての遷座式がにぎやかに執り行われた。神田明神の神官がみそぎをして役員が玉串奉典、完成を祝った。
直会で町会長の高橋荘次郎氏は「こうして立派な神社が完成したのも町会員のご協力の賜です」と挨拶した。来賓で列席した立石都議は、立派な神社を完成させた町会員の結束に感謝の念を示した。崇敬会の安藤誠一会長は、江戸の昔から由緒ある浜町神社の歴史をひもといたのち、乾杯をして懇親をふかめた。
浜町神社の社殿はコンクリートで出来ていたが、再開発にともない、老朽化が著しいため、移築が不可能となり改築された。
完成した社殿は総檜造りの立派なもの。屋根は銅版で今は赤く輝いているが一年ほどで、水天宮と同じように青く輝くという。
浜町神社は天明年間(1781―89)島津家下屋敷に島津稲荷大神を祀ったのが始まり。関東大震災で焼失するが昭和5年に再建され、戦災後の昭和27年にも再建されている。
新社殿とともに周囲に樹木が植えられ、再開発の新しいシンボルになる。
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