恒例の文化行事「中央区能に親しむ会」は、9月18日(日)1時から国立能楽堂で開催される。
今年は公演を始めて20周年の節目となる。記念事業として、28日(木)午後六時から月島区民館で、「能楽講座」を開催する。講師は、能に親しむ会を20年にわたり支えてきた観世流能楽師の中村裕氏。
プログラムは次の通り。
能楽の「安宅」「菊慈童」の紹介▽能装束の着付▽仕舞の実演▽謡曲「高砂」を参加者で謡う▽質問コーナー。
能舞台は、武家屋敷の庭など屋外に建てるのが本来の姿で、明治期に芸能楽堂が建てられて以来、現在では屋内に屋根付き舞台を設置した能楽堂が一般的になっている。こうした装置から能装束、能面に謡と囃子に至るまで、能の全てをコーチしてくれる。能の三楽とは「観て楽しみ、謡曲で楽しみ、仕舞で楽しむ」をいい、ひとは体感をしたことのみしか記憶に残らないので、いちどチャレンジを。
また、能に親しむ会は、5月から10月まで、月に2回、木曜日午後6時半から月島区民館で「謡曲教室」を開催する。会費は1か月2千円。講師は中村裕氏。月島区民館は月島2-11-8。有楽町線大江戸線3番、9番出口。3531-6392
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