春の交通安全運動を前に、2日、銀座ブロッサム(中央会館)ホールで中央区と区内四警察署の合同主催による恒例の「交通安全のつどい」が開催された。27回目。
交通事故による犠牲者に黙とうをささげたのち、主催者を代表して矢田区長は、交通事故は被害者にもまた原因があるとして、日ごろの心がけが大切だと強調。4警察署を代表して久松の阿萬署長は、「信号を守る、横断しない、前後左右を確認して渡る」という「当り前のこと」をしていれば交通事故は防ぐことができる。と説いた。
来賓を代表して警視庁の関根交通部長は、昭和35年に比べると交通事故死は4分の1に減っており、東京では300人未満におさえることを目標にしていると報告。また高齢社会に入ってお年寄りのドライバーによる事故も増えているとして注意を喚起した。さらに銀座と日本橋に歩行エリアを設け、各署に高齢者保護指導員を設けるなど新しい施策も紹介した。
都生活安全局の内藤参事は都の安全計画が平成13年に定められて成果がでているとしつつも、事故防止には自助と協助、公助が必要とし、とくに子どもと母親が自転車に乗る時にはヘルメットを必ず着用するようにと「ハートフルメットTOKYO」キャンペーンを紹介した。
交通功労団体への表彰では区内四署の交通少年団に矢田区長からそれぞれ感謝状が手渡された。
交通安全教室では久松署の熱演で交通ルールを守る小劇が展開された。恒例の歌謡ショーでは三笠優子さんの熱唱を楽しんだ。
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