今年で設立30周年を迎えた東京商工会議所中央支部は4日、ロイヤルパークホテルで記念式典と会員懇親大会を盛大に開催した。
　記念式典で冒頭挨拶に立った会長の古屋勝彦氏（松屋社長）は、30周年を迎えられたのも歴代役員の支援の賜と謝意を表した。昭和50年3月、不況のときに東京で23番目に誕生。商工業の集積地として、その責務を負ってきたが、今や中央区は人口が10万人にとどこうとして、これまで以上の発展への予感がしている、と期待をこめた。当初の会員2,64が今では7,864と最大の支部に発展していることも報告。「商工会議所の発祥の地として誇りをもち、都心区の商工業発展へ、さらに会員一丸となって取り組みたい」と語った。
　次いで、会員企業永年役員と勤務優良従業員ならびに支部功労者、会員増強功労者の表彰式がとり行われた。
　東京商工会議所の植松敏専務理事から祝辞が寄せられ、中央区の支部が最後になったのは目の届かない周辺区から支部づくりを始めたためと理由を説明。渋沢栄一が商工会議所を創立した場所が銀座であり、その精神を中央区が最も引き継いでいると期待を寄せた。表彰者を代表して松岡氏が謝辞を述べた。引き続き渡部昇一氏の記念講演に耳を傾けた。
　会員懇親会には、矢田区長、押田議長も顔を見せ賑やかに開かれた。
支部功労者表彰者
会頭表彰受賞者
　宮入正則（宮入）小柳重隆（金鳳堂）内野正明（内野）松井角平（松井建設）黒板行二（月島機械）細田安兵衛（榮太樓總本鋪）廣瀬太郎（廣瀬商会）兼松真澄（かねまつ）小薬忠昭（小薬印刷所）米澤秀夫（イヌイ建物）菊池泰司（くのや絲店）木村迪夫（カメラのキムラ）重盛永造（重盛永信堂）岡常吉（岡常商事）泰道正年（泰道リビング）高島義治（高島）富田正一（トミタ）新川有一（マルシンフーズ）城所虎雄（城所紙工）伊藤赳（大栄電気）是常博（三冷社）岩楯昇（南王）神保好次（交神運輸）新倉尚文（大和自動車交通）二科充弘（中央物流）森田光彌（旭倉庫）石塚秀昭（東京マツダ販売）伊東高之（伊東屋）植松昭（銀座マギー）岡副昭吾（新橋演舞場）直江一雄（丸江藤屋）矢吹潤一（天一）山本嘉兵衛（山本山）渡辺明治（壹番館洋服店）関戸富夫（関富）戸田勝彦（宮川食鳥鶏卵）鳥山ショウ（日東タオル）細谷四郎（細谷商店）松井巌司（松井商店）荒川隆司（三荒印刷興業）白橋達夫（白橋印刷所）千葉稔（第一印刷）野澤俊太郎（関東化学）平林智司（宮嶋印刷）福島康雄（大野屋總本店）市川勝三（協和自動車）