7月3日投票の都議選に向け、中央区では民主党の対応が注目されていたが、9日に民主党東京都連の常任幹事会が開かれ、梶川康二氏を中央区選挙区の公認とすることを了承した。14日に正式に決定する。
既報の通り、中山代議士の秘書として梶川氏の立候補は噂にのぼっていたが、民主党の決定によって立候補が確定した。
都連の決定にあたり梶川氏は次のようなコメントを本紙に寄せた。
「中央区の皆さんに対して混乱を招くおそれもあり、私なりにかなり悩みましたが、区の将来、未来に対する私の熱意がそれを上回って、立候補を決定するに至りました。やらせていただくからには正々堂々と、フェアに戦い抜くつもりです。ご指導よろしく、お願いします」
今回の都議選では、自民党を離れた月島の新川有一氏が立石都議の支持をいち早く表明したことで、中山代議士の陣営の対応に関心が集まっていた。
自らの手駒を候補者とする苦渋の選択のうえで、どのような選挙戦を展開していくのか、代議士としての命運がかかるだけに今後の推移が注目される。なお、新川氏の自民党復帰も噂される一方で、立石陣営には新住民の動きを警戒する見方もある。
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