人形町の名物行事「甘酒横丁まつり」が3日のヒナ祭りに開催された。開始の正午前には御門通りに長蛇の列ができて、予定より早く始めた。「笹屋」の前には名物甘酒のサービスも行われ、福引きを待つ人たちにふるまわれて人気をよんでいた。
恒例の福引きは、甘酒横丁に店を出している銘品が景品としてそろえられ、目玉は明治座の観劇券ペアで5本(10枚)。明治座の好意で毎年特等として好評をあび、今回は12時すぎに当選者が出て、拍手をあびていた。
このイベントも今回で21回目。主催は人形町甘酒横丁会で、会員がそろいの伴てんで福引きの応待をし、奥さまたちが割烹着姿で甘酒の接待をしていた。当日は日本橋高齢者センターのデイサービスに通うお年寄りが車イスに座って賑わう下町風景を楽しんでいた。
甘酒横丁は人形町大通り側の入口に明治年間に甘酒屋が店を開いているところから、命名されたという。甘酒横丁会は同通りの商店の親睦会。電柱の地中化(モール)にともなって、亡き岩山区議らの働きかけによって発足した。同会に明治座の期待も大きく当初は出演中の役者がイベントに顔を見せたりして注目を集めた。現在の植草会長は3代目になる。
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