日本橋女学館の伝統行事、「流し雛」が17日に行われた。一足早い雛祭りで、生徒たちの作った流し雛が学校の前を流れる神田川の水面に流された。
午前11時、壇上に大きな雛人形が飾られた講堂で、恒例の「針・文具供養、雛まつり」が開催された。使用済みのボールペンや家庭から持ち寄った古い針を、生徒手作りの大きな豆腐に刺して感謝の意を表した。クラス対抗の流し雛の表彰式が行われたのち、大正年間に作られた「雛まつりの歌」を合唱。
昼からは生徒代表が屋形船に乗って150個の流し雛を次々と神田川におろした。直経1メートルほどの発泡スチロールの台座に乗った赤、緑、金色に彩られた流し雛は川面にただよい、教室の窓からの声援とともに、浅草橋を通る人たちの注目を集めていた。
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