スペシャルオリンピックス冬季世界大会は、2月26日の開会式を皮切りに3月5日(土)まで長野県で開催されている。アジアでの開会は初めてとあって世界の注目を集めている。
これに先立ち、2月12日の土曜日、聖火リレー「500万人トーチラン」が人形町で実施された。東京では最後のトーチランになった。午後1時、ロイヤルパークホテルの正面玄関前に200名をこえる参加者が集合。おそろいの赤いTシャツを着て参加。知的障害のあるアスリート10名を始め、お年寄りや障害者、それに日本橋の消防団と署員も加わった。聖火の前には、中央区の特別養護老人ホームでおなじみのセラピードックが走った。人形町の商店街を走り、人形町交差点で折り返して水天宮まで約1キロがコースで、ゼイタク煎餅の前にはお年寄りが椅子にすわって行進を見学していた。新富町の特養からは1人が車イスでトーチランに参加して人目をひいていた。今回の東京ファイナルに尽力した人形町出身のブルースシンガー、大木トオルさんも行進に参加。
水天宮では矢田区長と人形町商店街の重盛理事長も加わり点火式が行われ長野大会の成功を祈った。
スペシャルオリンピックスは、1963年、故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディシュライバー夫人が自宅の庭を開放して開いたデイ・キャンプが始まり。知的発達障害があるために一度もプールで泳いだり、トラックを走ったり、雪や氷の上を滑ったことのない人に機会を提供したことから始まった。
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