区教育委員会は12月、警視庁と「児童・生徒の健全育成に関する警察と学校との相互連絡制度の協定書」を交わした。警察と学校とがそれぞれの役割を果たしながら連携を強化し、児童・生徒の非行や問題行動の未然防止、犯罪に巻きこまれないための予防的な措置も視野に入れ、効果的に推進することを目的としている。警察からは、逮捕事案、将来犯罪をおかすおそれのある事案などを学校に連絡し、学校からは子どもの非行と未然防止などを警察に連絡するとしている。その場合、個人情報の取扱いは具体的に規定する。
大阪府寝屋川市立小学校に卒業生(19才)が不法侵入して教育を刺す事件が発生。これを受けて23日、月島第2小学校で月島警察署の協力で「学校内における凶悪事犯発生に対する対応訓練」が実施された。警察署員が粉する侵入者が刃物で教職員を刺し逃走、構内にセン伏しているとの想定で、通報、初動措置、補足に至るまでをマニュアルに沿って訓練。また警察の指導で「刺股操法」の訓練を受け、校長が率先して見事な実技を見せた。
区の施設でも対応
一連の学校事件を受けて、区は高齢者、障害者、子供の利用する全施設に対して、侵入防止、非常時の通報体制や補足、警察署との連携強化を図ることにした。
電気錠監視カメラを全ての施設に設置。不審者を補足するための補護ネット(ネット銃)、さすまた、催涙シールドを今後、保育園や児童館に設置。保育園周辺のパトロールも強化する。
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