早朝セミナーなどで知られる中央区西倫理法人会は、25日、晴海のホテルマリナーズコートで「新春特別イブニングセミナー」を開いた。会長の村田達則氏(旭水産)が倫理法人会の目的を説明したのち柴崎連合町会長が来賓挨拶。実行委員長の水野雅生氏(工団連会長)から講師の吉田不曇企画部長が紹介された。
講演のテーマは「どうなる築地市場跡地・どうなる環状2号線」で、2つの問題についての都の方針と区の立場を説明した。平成5年に起工式をしながら財政事情で豊洲に新天地を求めた都の問題を指摘しつつも、「しかし反対だけでは築地の賑わいは生まれない」として独自にビジョンを構築するに至った理由とその内容を説明した。この問題は中央区の生命線に関る重大性をもっていると主張。このビジョンはまだ骨格だけなので、「皆さんの商売をしている経験と智恵をこれに注いでいただきたい」と期待をこめて結論とした。 |