2月26日(土)から3月5日(土)まで長野県で、アジアで初めてスペシャルオリンピックス(SO)「第8回冬期世界大会」が開催されるが、それに向け大会を成功に導くため、日本全国各地域で「500人トーチラン=聖火リレー」が行われている。その東京ファイナルとして、2月12日の土曜日、人形町で聖火リレーが行われる。
コースは次のとおり。
(1)午後1時集合、1時30分、ロイヤルパークホテル正面玄関を出発。(2)水天宮交差点から人形大通りに出て、人形町交差点をUターン。(3)水天宮の境内で2時から点火セレモニーを開催。
トーチランは聖火ランナー(知的発達障害者)と名犬チロリ、車椅子のお年寄りとセラピードッグ5頭、伴走ランナーは消防署員、消防団など約150人で行なわれる。地元の人形町商店街をはじめ多くのボランティアが参加。主催は国際セラピードッグ協会、共催はスペシャルオリンピックス日本・東京、東京トーチラン実行委員会事務局。
トーチランナーの参加費は千円寄付でオリンピックに役立てる。
名犬チロリも
人形町の聖火リレーには、聖火ランナーと共にスペシャルオリンピックス史上初めて福祉活動をする話題のセラピードッグ「名犬チロリ」が走る。
チロリは映画『犬と歩けば』に出演し、「セラピードッグが奇跡をおこす」として評判になった。捨てられたり交通事故に遭った犬をセラピードッグに育てたのは人形町出身の世界的なブルースシンガーの大木トオルさん。20年にわたり活動を続け、各地で普及を展開している。
知的障害者がアスリートに
スペシャルオリンピックス(SO)とは、知的発達障害者のある人がアスリートとして日々のトレーニングと競技会を通じて、自立と社会参加をサポートする国際的なスポーツ組織。
現在160の国と地域、100万人のアスリート75万人のボランティアが日常のスポーツ・トレーニングに参加している。競技会は、地区レベルから世界大会まであり、夏季・冬季大会共に四年ごとに開かれている。
問合せTEL03-5537-2815(国際セラピードッグ協会) |