築地警察署の武道始式は、12日、署道場で開かれた。今年は署創立130年にあたり、川崎和昭署長は明治8年からの歴史をひもとくと同時に、初代の川畑種長署長が西南の役において警視庁抜刀隊を率いて反乱軍を鎮圧し、戦況を一変させ官軍を勝利に導いた史実を紹介。署員に対して「抜刀隊精神を忘れずに」と激励した。督励官訓示では警視庁の山下警察部参事官が現下の外国人による犯罪をふくめた厳しい状況での治安回復への決意を示すとともに署員の一層の奮起に期待した。武道では署員の紅白試合とともに管内事業所の有志による親善試合も繰り広げられた。また、アテネ五輪で金メダルに輝いた阿武教子選手がゲストで招待され、模範演技を披露した。
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