阪神・淡路大震災は華やかな大都市が一瞬にして地獄と化す様を現出して、東京都市に衝撃を与えた。以来、中央区は毎年1月に防災講演会を開催してきた。
今回は25日(火)午後六時から銀座ブロッサム(中央会館)の大ホールで開催。京橋・日本橋・臨港の3消防署も協力。講師は防災システム研究所の山村武彦所長。
10月には新潟中越地震もおきて豪雪地帯で有名な小千谷市などは山間部のために大地の変動は生活の糧そのものを破壊しつくし、長い歴史で築きあげてき柵田、錦鯉などを放築せざるを得ない状況に追いこまれた。都市型の神戸市とは異なる被害をもたらし、この冬をどう迎えていくか不安を募らせる。
いわば対照的な2つの地震をどのように肥えるかなどについて講演は展開される。
講師の山村氏はテレビなどを通して茶の間にも知られている。40年前の新潟地震でボランティで援助活動をしてその経験から防災システム研究所を設立した、いわば防災エキスパートで著書も多い。過去にこなした講演会は600回に及ぶという。災害にとどまらず、オウムに発する危機管理に至るまで、現地をしっかり把握した経験にもとづく分析力は、説得力があって信頼も高い。問合せTEL3546-5510。
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