10日に開かれた区議会の企画総務委員会(矢吹和重委員長)で、区は増え続ける区内のマンション(集合住宅)の安全をはかるため、地震など緊急時における対策を関係機関とともに早急に検討する意向であることを初めて明らかにした。
これは自民党の鷲頭隆史委員の質問に答えたもの。同委員は自ら住んでいる佃リバーシティのマンションで新潟中越地震により停電することでエレベーターが止まる事態に遭遇した体験にもとづいて質問。高層マンションは大地震の時の防災マニュアルを持ち合わせていないと指摘し区の対応を求めた。
区は現状の防災対策で集合住宅への対応が空白になっている事実を認め、関係機関との協議機関を設けるなどして国や都に先がけて一定の指針をまとめていく方向性を明らかにした。
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