「勝鬨をあげよう」をテーマのシンポジウムが10日、月島区民センターのホールで開催された。主催は発足したばかりのNPO法人「水と緑と光に輝く中央区研究会」で、会場は満席の盛況ぶりで関心の高さを示していた。矢田区長も顔を見せていた。
シンポジウムのパネラーは作家の森まゆみさん、NPO相談役の立石都議、勝どき橋をあげる会代表の伊東孝教授隅田川市民交流実行委員会の望月崇副幹事長で、司会は消費生活アドバイザーの阿部絢子さんがつとめた。
伊東教授は、勝どき橋が東洋一のはね橋で「あげることが日本の名物、象徴になる」と強調。阿部副幹事長は、動くまま保存することが文化だと主張。立石都議は「便利さや効率だけ追求すべきではない」と自論を展開。そして森さんは「実現しないと思っていた東京駅も保存が決まり重要文化財に指定された。必ず出来ます」と激励した。
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