佃島小学校は三年にわたり佃小堀の岸辺にアシを植えてきたが、今年は佃2丁目の隅田川の川岸に植えることになり、11月26日、5年生63人が作業にあたった。
これは総合的学習の時間で隅田川も昔は多くの魚がとれ多くの鳥の集まる自然の宝庫で、特に佃島周辺ではシラウオが名産であったことを知って、川をよみがえらせたい一念で始まった。
植えられたアシは大田区の野鳥公園に復元された、長さ20〜30センチの200株。土の入った麻袋に2・3株づつ植えて、川岸に積み並べた。子どもたちは手を泥だらけにして、作業を進めた。麻の袋は自然にかえる素材を利用している。「自分の植えた場所を覚えておきます」と子どもたちは確認をして、来年の発芽に思いを託した。 |