11月24日に開会した区議会の第四回定例会は、30日に本会議を開き、上程されていた会議案を開き、可決した。また、任期を迎えた教育委員の藤枝精治氏については、区長が再任命し議会が同意、再任が決まった。
再任された藤枝教育委員は昭和13年生まれの66歳。築地市場の仲卸商「尾藤商店」を営むかたわら、魚市場青年学級主任講師、青少年委員、青少年対策委員を歴任。住いは勝どき2-4-1。再任に当たり「四年間の経験を生かし、中央区教育行政の推進に全力を尽し努力する所存です」と挨拶した。
区議会は決議一件、意見書2件を採択した。
決議は都区財政調整の主要五課題を早期解決をめざすよう求めるとともに、都が大都市事務とその財源を明示するよう最大限の行動を起こすと表明した。
さらに「介護保険制度の見直しに向け改善を求める意見書」と「郵政事業の民営化には慎重に対応するよう求める意見書」も採択した。
東京23区で注目されている医療費補助を乳幼児から一挙に中学3年(15歳)まで拡大する新事業が北区、品川区、台東区、港区で行われている。共産党は「子育て世代を励ますもの」として、条例改正案を独自に上程。
予算は2億6200万の増額になる。
「これは東京湾大華火祭の経費とほぼ同じ。児童福祉費の不用額が1億5700万円ある。人口増で税収も増えているし、調整3税のうち法人分は企業の収益増で当初見込みより上回る。これらを活用すればできる」と説明したが否決された。
|