日本名門酒会の30周年記念イベントが10月20、21日の2日間、国技館で開催された。毎年開いている「全国大会」と「東京大飲酒会・日本酒天国」を今年は2倍の規模で連続開催した。
20日は台風23号の真っ只中にもかかわらず、一時からの全国大会には九州・四国の一部の加盟店を除いて約1,500名、東京大飲酒会・日本酒天国には、ものすごい雨と風の中、1,600名の参加と盛況だった。人数としては例年(2,000名)より少なめだったにもかかわらず、その熱気は例年を上回っていた。
21日は、20日に来場出来なかった加盟店や新規の酒販店のための展示会を午前から16時まで行い(来場者数450名)、17時30分から「東京大飲酒会・日本酒天国」2日目を開催した。前の日とは打って変わって晴天に恵まれ、2千名を超える来場者で、ピーク時の熱気は、「凄い」の一言だった。
大飲酒会のオープンで流れた相撲太鼓、相撲甚句、オークションのいずれも好評だった。オークションは、今まで世に出たことのない、価格を設定で出来ない30年以上の熟成酒が出展され、信じられない低価格で落札。集まった20数万円は全て三宅島復興資金として寄付された。大飲酒会では一部桟敷席で有料で開放し、ゆっくり座って飲む人もいた。
日本名門酒会は、全国の蔵元120社と約2千販売店で構成されるボランタリーチェーンで「良い酒を佳い人に」をモットーに昭和50年2月に設立された。(提供=馬喰町1―7―3岡永ビル4F、妻神秀悦<さいのかみ・しゅえつ>氏)
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