こどもたちの海と魚体験をすすめる「ウーマンズフォーラム魚」(白石ユリ子代表)は2日、月島第2小学校で、「海彦クラブ2004・第45回浜のかあさんと語ろう会」を開いた。
40種もの魚をもって東京に来てくれた講師は富山県氷見市の「浜のかあさん」と関係者。キトキトの魚で知られる氷見の魚が教室いっぱいに置かれ、こどもたちは大喜び。出刃包丁を握りしめて、浜のかあさんから習った魚のさばきに挑戦した。4年生の前田明人くんは「はじめて三枚おろしをして楽しかった。魚料理では、揚げ物が好きなのでアジのフライがおいしかった」と話した。
保護者からも「海に囲まれた国に生まれ育ったのだから、魚にもっと親しみ食卓に並べなければと考えた」「こどもにとっては、楽しさと驚きで心に残る経験になったと思う」「氷見の方々の瞳の輝きにびっくり、おいしい魚を次の世代を担うこどもたちに伝えようとする心意気が伝わってきて感動をした」などの声が寄せられた。
氷見市は立山連峰の豊かな水が海に流れ込む富山湾に面した漁業の町。この授業を受けたこどもたちのなかから作文で代表15名が選抜され、28日には氷見へ漁村取材に出かける。定置網漁業やセリの見学、漁家でのホームステイなどを体験し、1月には東京で報告発表を行う予定。
白石代表は「海と魚は、天然資源の少ない日本にとっても大切なもの。その恵みをこれからも末永く享受するために、みんなに一生懸命学んでほしい」と130名の参加者に語りかけ、全員で氷見の魚料理に舌鼓を打った。
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