日本橋三越本店の新館が、10月11日(月)の祝日にオープンする。これにともない本館も装いを新たに、新館、本館を合わせて新・日本橋三越本店としてグランドオープンする。
三越は1673年に「越後屋」として創業し、1904年に「株式会社三越呉服店」として、当時の欧米式百貨店の小売業態を初めて日本で実現すべく「デパートメントストア宣言」をした。以来、日本の生活風習に合わせながら常に斬新かつ心のこもった商品とサービスを提供する百貨店として100年を歩んできて今年は記念行事を展開。百年の節目に新館をオープンさせることを、ほんの少しの変化を寄せるリニューアルではなく、また奇をてらったニューコンセプトでもなく、築き上げてきた百年を大切にし、それを礎にこれからの百年を見据えた「Reborn」を主張している。
三越といえばライオンのイメージ。新館七階の外壁に新しいエンブレムが取り付けられている。金工作家で東京芸大の富田亮平副学長のデザインにより、「越」のマークの周りをイルカが優雅に泳ぐ姿が描かれている。イルカは西洋では「未来へのシンボル」また中国では「商売繁盛のシンボル」といわれる。エンブレムの大きさは縦3メートル、横6.7メートル。
また、新館ビルの完成は日本橋に「コレド日本橋」に次ぐランドマークが新たにお目見えしたことであり、来年の三井本館新ビルの誕生とともに21世紀の日本橋を展望する新たなまちづくりに希望をつないでいくものと、地元の期待も大きい。
新館は、ライフスタイルを切り口にいくつかの部門がフロアに同居する新たなライフスタイル提案型のフロアを展開する。
<B2F>本館B1F食品フロアと連動する魅力ある食の提案型フロア。
<B1F/1F>エントランスフロア。
<2〜4F>シーンメグレード別にファッションをコアとしたスタイルを提案。
<5・6F>子供・ベビー玩具を中心にしたライフスタイル提案型フロア。
<7F>本館7Fとつながる回遊型フロア。イベント、催事など展開。
<8・9・10F>食・美・和をテーマとしたコトの提案フロア。 |