第15回目の大江戸まつりが27日、甘酒横丁のパレードに始まり、例年のように盛大に繰り広げられた。
会場の浜町公園は、ゆかた姿の会社員、家族づれなどで埋まり、次々とグループが盆おどりを披露、子供たちも多数参加した。会場の周囲には町会や団体が趣向をこらしたドリンクや食べものを提供し長蛇の列ができた。夏のイベントのトリを飾って参加者は存分に楽しんだ。
そして2回目の土曜日。台風16号が接近して天気予報は東京は雨と出た。これを受けて区は実行委員会と午前10時すぎに判定会議をもち、中止やむを得ずの結論を出すとともに参加団体に連絡をとり区内に広報した。
たしかに午後になって時おり小雨が降り、夕方4時ごろに強く降った。ところが、皮肉なことに五時すぎから雨どころか、天空は明るくなってきた。踊りが大好きな人たちから「今からでも踊れるじゃないの、どうして中止にしたの」といった電話が民謡連盟の役員に相次いだ。
大江戸まつりの2日目の参加者は浜町を中心にした地元住民が多い。
それだけに「早すぎた中止」に対しての反響も大きかったようだ。 |