区議会の議会運営委員会(石田英朗委員長)が2日に開かれ、第3回定例会を今月の22日(水)から10月15日(金)までの会期で開会すると決めた。
定例会の最大議案は、昨年度の各会計決算の認定で、これは決算特別委員会を設置して審議を委託する。これにともない同委員会の委員長に自民党の誰が就任するか、注目を集めそう。さらに補正予算案も上程される。新たに「安全で安心なまちづくりを推進する条例」が今定例会で制定されることにともない、その事業化などが盛りこまれる。
日程は、22日に各種委員会の報告、24日と27日(月)は各会派代表による一般質問。28日(火)に補正予算の審議。29日に補正と新条例を可決したのち決算特別委員会を設置して翌30日から集中審議。
補正予算の総額は2億5,546万9千円で、主な事業は次のとおり。
安全安心条例にともなう新たな事業は次の3件。
(1)生活安全(防犯)の手引き=ひったくり、詐欺、悪質商法などへの対策をまとめた冊子を九万部作成し12月の新聞に折り込み。新規転入者には別途配布する。
(2)講師の派遣=自らの安全は自ら守る意識を向上させるため町会、PTAの集会に講師を派遣。
(3)街頭防犯カメラの設置=東京駅前(日本橋六の部)のうち、桜通り、中央通り、八重洲通りにはさまれた地区に防犯カメラ36台を設置。補助率は3分の2で1千5百万円。
共同住宅(分譲・賃貸)に専門相談員を派遣して防犯対策の助言提案をする。
<自動体外式除細動器=AED>を区の主要施設15か所に設置。区民や中央区を訪れる人たちが突然、心停止に陥った時にこれを処置して命を救う。いわばショック療法で法改正により講習を受けた人が使える。保健所で一台貸し出しも。
保健所の外壁改修=来年2月までに完成。1億4,441万9千円。
地球温暖化防止PR支援=東京中央大通会に770万円助成。10月17日の日京まつり「エコパレード」、地下街でのPRパネル展など。
新札(一方、5千、千円)発行(11月)にともない区営駐車場パーキングシステムなど改修。804万円。
入船橋の下の広場(築地川公園下のカルバート入口=都有地)を活用して、バスケットリング三基、キャッチボール場、わんわん広場に。階段の出入口を設ける。来年4月の開設。6,628万円。
東京駅前南地区をモデルにした都市再生への調査研究を独立行政法人都市再生機構に委託。都営地下鉄の接着も検討する。国や都をふくめてワーキングループを組織。
周辺に児童館のない月島第三小と豊海小で、放課後や休日に安心してすごせる場所を来年4月から提供する。 |