8月15日の終戦記念日に正午から十思公園の時の鐘が地元の人たちによって撞かれ参加者全員で永遠の平和を祈った。
この行事は地元の小伝馬町一之部町会が提案して始められたイベントで、近隣の町会からも多くの住民が参列して毎年続けられている。当日は夜半からの雨が降りやまず、連日30度をこす猛暑がウソのように肌寒い一日。それでも多くの住民が駆けつけて、一人ひとり鐘を撞き、その度に合掌して戦争で犠牲になった人たちの冥福を祈った。
町会長の秋山保司さんは、「3月10日の空襲の時には、この十思公園にも位牌が置かれ、行方不明の人を探す住民でごったがえしたことを思い出します」と話していた。当日は立石都議も顔をみせて、「こうした行事が地元の町会によって重ねられていることに感謝します」と敬意を表する挨拶をした。毎年、地元選出の区議が参列するが、今年は小栗区議だけだった。
鐘を撞き終ると全員が十思スクエアのコミュニティルームに移り、町会婦人部のボランティアによる豚汁などを食しながら、しばし歓談にふけり、空襲の時の思い出を語り合った。 |