区はこのほど「地域金融のあり方検討会」を設置し、10月にも中間のまとめを明らかにすることにした。
従来の商工業への「あっ旋融資制度」には保証枠の制限などがあって、資金需要に柔軟に応えることが難しくなってきた。その一方で、民間や国が企業再生やベンチャーに対する金融支援など新しい試みが具体化し、自治体も再生ファンドや少人数私募債への補助など、新しい取り組みが行われている。
そこで区は早稲田大学大学院のファイナンス研究科と連携して学識経験者、金融機関関係者、中小企業代表などで検討会を設置。中小企業を活性化させるための新しい金融支援の方策を検討する。
検討会の委員は次の各氏
<学識経験者>大村敬一早大教授 森映雄早大教授、蟻川靖浩早大助教授 武井弘泰中小企業診断士
<金融機関>横井信義みずほ銀行公務第一室長 宮野拓生東京シティ信金庫リレバン室長 柴橋英二大東京信用組合理事・総合企画部長 政岡俊則国民生活金融公庫融資第一課長 鈴木栄東京信用保証協会保証部副部長 平野光彦ディー・ブレイン証券公開コンサルティング部長。
<産業関係>石原康弘食協会長 油矢博工団連副会長 北川正博東商支部事務局長 能城秀雄帝国データバンク産業調査部長。 |