今年の日本橋消防団ポンプ操法大会は5月23日に開かれたが、大方の予想を裏切り第6分団が初優勝して関係者を驚かせた。
初めて優勝旗を手にした第6分団の祝賀会が7月31日、ディクビル18階で地元連合町会の主催でにぎやかに開催された。
連合町会長の成川孝行氏は「消防団が発足して50年になるけれども、今まで3位入賞すらしたことのない6分団が第5分団の10連勝をストップすることが出来た」と、初優勝のもつ価値と重さを強調。また優勝に導いた要因は、あげて団員の精進努力にあるとして、「5分団のように広い練習場もなく、狭い道路で練習を余儀なくされ、しかも違法駐車を何とも思わない若者に、水がかかったといって怒鳴られるといった中での練習でした」と実例をあげて、喜こびを語った。
来賓の矢田区長は6分団の栄誉をたたえるとともに「神戸の大震災などの体験を風化させてはならない」と指摘し消防団の存在意義を説いた。日本橋消防団の石橋署長は、「珍しいほどの僅差の勝負」とレベルの高さを高く評価して、焼死ゼロ記録も6,000日達成まであと17日、と協力を求めた。
優勝した選手に記念品が贈られたのち、吉澤団長の発声で祝杯をあげて祝賀の宴に移った。分団長の府川幸重氏は「都大会に出場した選手がその経験とノウハウで他の選手をリードしたことが勝因となりました」と話していた。
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