晴海をよくする会(江間洋介会長)の第42回総会が9日、月島社会教育会館ホールで開催された。
広大な都有地をかかえる晴海も豊海での新市場建設が具体化するなど周辺の開発が進行しているなかで、新たな対応が求められている。総会ではこのような視点に立って、次のような考え方と方針を明らかにした。(平成16年度活動方針より)
昨年度から今年度にかけて晴海地区および周辺地区での開発が具体的な段階に入ってきた。晴海地区においては、2丁目および3丁目西地区において着手される目途が立ってきており、今年度は1丁目のトリトンに続く晴海第2期目の開発段階と位置づけることが出来る。
また今年度は、広域幹線道路に位置づけられているインフラ整備のうち、晴海通りの延伸工事(放射34号線)が進み、加えて環状2号線については地表化にともなう都市計画変更手続が開始される見込みであるなど、将来の晴海地区の骨格を示す街路・橋梁、それにともなう景観といったものについて具体化する時期でもある。
しかし一方で、開発が具体化してきている地区以外では各地権者により推進に対するスタンスが異なることなど、地区の方針が明確にならない状況にある。
さらに、晴海地区の約七割を占める都有地についての開発方針や処分方法は、晴海のまちづくり全体に大きく影響するものだが、これについても明確になっていない。
このような状況に対し、今年度はマスタープランの見直しや新たな検討課題を視野に入れていく必要がある。
環状2号線にかかわる都市計画変更手続きに加え、都が第七次港湾計画の策定に着手するなど、上位計画にあたる内容の改訂が徐々に進み始めており、豊晴整備計画等についても、現在進捗中の開発状況に合わせた用途の変更、それにともなう計画フレームの再検討が必要になってくると思われる。
勝どき駅の問題については出入口の増設のみでなくプラットホームの増設などをふくめ、平成20年春利用開始を目標として(平成19年春・2丁目住宅、20年度末・3丁目住宅の入居予定)関係方面に改善要請を進める。 |