深川まつりで知られる富岡八幡宮の本祭りは3年に1度の恒例行事。その本祭りを来年に控え、第2回目の「子供神輿連合渡御」が、8月8日の日曜日に実施される。
富岡八幡宮は、神田、山王と並んで、根津、佃島と競い、天花祭りの各のりを競い合ってきた。中央区では酒問屋をかかえる新川と北新堀・箱崎が氏子。永代橋を渡る御輿の壮大さは広く知られ、一橋公が隅田川を渡るというので、待たされた群衆が橋に駆け寄って落橋する凄まじい歴史も語り草になるほどだ。
当日は午前8時半に氏子町町会の子供神輿30基が永代通りに集結して出発。町会の先輩たちの指導をあおいで勢いよく永代橋を渡り、富岡八幡宮まで担いでいく。中央区からは新川西町会・新川越一町会、箱崎町会の三基が参加する。周囲には、威勢のよいハンテン姿の我が子の姿を心配気に見守る親御さあんも付き添う。
炎天下の長い道中のため、町会の配慮もふだんの祭りと趣きを異にしている。帰路はバスで明正小学校前まで送ってくれる。
富岡八幡宮のカゲ祭りに、二の宮神輿の巡行と子供神輿の渡御は恒例行事になってきた。同神社の中央区の神輿を仕切るのは、神輿総代七部会であり、会長は箱崎の山岸博町会長がつとめている。 |