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■ 7月26日発行  このページの先頭へ
中学2年生対象に
学力向上調査実施
全てで都を上回る
 東京都教育委員会は今年の2月20日、都内の公立中学2年生に対して「学力向上を図るための調査」を実施した。651校の約7万2千人(中央区は459人)が、国語、数学、英語、社会、理科のペーパーテストと学習に関する意識調査を受けた。
  中央区教育委員会は調査結果について「全体の傾向」を次のように分析している。
  「本調査結果から本区調査結果については、各教科とも正答率が7〜8割であり、すべての教科で東京都正答率を上回っている。今後、各学校では本結果についてその原因を分析し、指導の改善・充実を図っていく必要がある」

学力調査 教育委員会の分析

  国 語 
  本区の国語全体の正答率は81.9%であり、いずれの項目の正答率も70%を超えている。このことから、学習指導要領の目標や内容に照らした学習の実現状況は良好といえる。特に「書くこと」の問題は全ての問題で80%を超え、定着が見られた。一方、「読むこと」については、72.2%と他の内容に比べて正答率が低く、日常からの継続的な読書活動を含め「読むこと」の指導の工夫が必要である。
  数 学 
  本区の数学全体の正答率は74.7%であり、全ての項目の正答率が70%を超えている。このことから、学習指導要領の目標や内容に照らした学習の実現状況は、概ね良好といえる。特に、「数と式」では東京都の平均を3.4ポイント上回り、学習内容の定着が図られている。一方、図形の問題では、7問中2問が60%を下回っている。また、観点ごとの正答率でも見方・考え方に関するものが59.1%と低い正答率である。論理的な見方や考え方を伸ばすための授業改善をさらに行っていくことが必要である。
  英 語 
  本区の英語全体の正答率は76.4%であり、いずれの内容も70%を超えている。このことから、学習指導要領の目標や内容に照らした学習の実現状況は、概ね良好である。しかし、「読むこと」は11問中3問、「書くこと」は9問中3問で65%を下回り、学習内容の定着に問題がみられる。また、観点別にみると、表現の能力も60.6%と正答率が低い。ATL(アシスタント・ランゲージ・ティーチャー=派遣外国人の外国語指導助手)の積極的な活用による実践的コミュニケーション能力の育成とともに、読むことや書くことにも重点を置いた授業の改善が必要である。
  社 会 
  本区の社会科全体の正答率は76.7%であり、いずれの内容も70%を超えている。このことから、学習指導要領の目標や内容に照らした学習の実現状況は、概ね良好といえる。特に「地理的分野」の知識・理解に関する問題では、東京都の正答率をかなり上回っている。さらに、「歴史的分野」においても、資料の読み取り(江戸文化の特色)についての問題では5ポイント近く東京都の正答率を上回っており、知識・理解の定着がみられる。一方、「歴史的分野」では正答率が62%を下回る問題もある。観点別では、知識・理解に関する問題の正答率が69.9%と東京都の平均を下回り、「地理的分野」においても日本の地形の理解についての問題は50%を下回る。知識・理解は、思考判断の基礎となるものであり、確かな定着を図る指導の改善に取り組む必要がある。
  理 科 
  本区の理科全体の正答率は69.8%であり、東京都の正答率を3.2ポイント上回る。このことから、学習指導要領の目標や内容に照らした学習の実現状況は、概ね良好といえる。「第一分野」での正答率は、64.2%と東京都の平均を約5ポイント上回っている。特に東京都との比較において、物質の加熱分解の実験方法や電流と電圧、電気の抵抗の関係など正答率が高い。また、観点ごとの正答率からも科学的な思考の力についての確かな定着が見られる。さらに、生徒の主体的な観察、実験を通して生徒の意欲を高めていく授業の改善・充実が必要である。
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