7月に恒例の「七夕ゆかたまつり」が人形町、堀留の問屋街で繰り広げられた。今年で20回目で、この日は問屋の社員はもとより銀行と旅行会社も協力して、ゆかた姿で仕事をした。昼休みには界わいに「ゆかた」の男女が繰り出して注目を集めた。抽せん会には「東京きものの女王」も参加してにぎやかに繰り広げられた。ディズニーシー&ホテル宿泊ペアが特別賞で人気をよんだ。
7月7日を「ゆかたの日」と制定したのは日本ゆかた連合会で昭和56年。中国の故事では、七夕の日に、女子は色糸を結び7本の針を並べウリを供えて手芸や裁縫の上達を祈願したという。日本でも織女祭という行事が続いていた。こうした伝統をふまえ日本の伝統の衣類である「ゆかた」をより多くの人たちに着ていただきたいとの願いをこめて始まった。
不況に苦しむ問屋街もこの日は一日、明るい彩りに光り輝いていた。
こちらから映像がご覧になれます。>> 映像イベントカレンダー7月(2003年版) |