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■ 7月12日発行  このページの先頭へ
増えつづける紙類
家庭・事業系ごみの実態調査から

 区が昨年実施した家庭ごみと事業系ごみの実態調査について、6月に開かれた区議会の委員会にその結果を明らかにした。コンピューターの普及で家庭、事業所ともに紙類の増えていることが示され、1人世帯は2人以上の家族より2倍も多かった。アンケート調査では、収集の有料化に対して7割以上の家庭が反対だった。生ごみ処理機を使用している家庭は2.4%と少なく、飲食店の使用も2%にとどまっている。レジ袋について事業所の4割以上が「サービスの一環でやむを得ない」としている。「マイバック」を利用している家庭は15%で、全く使用していないが47%と半数に近く、中央区のリサイクルの実情を示していて注目される。調査は家庭ごみは84世帯、事業系は135事業所を対象に実施。アンケートは1200世帯に配布して510票を、2000事業所に配布して660票をそれぞれ回収した。

単身が家族の2倍以上

ごみの排出実態
  <家庭ごみ>調査対象家庭から排出された可燃ごみ・不燃ごみ及び資源の1人1日当たりの排出量(排出原単位)は、世帯人数が多いほど1人当たりのごみの量が少なくなっている。
  単身世帯では紙類が、2人世帯以上では厨会(生ごみ)が多く、特に紙類は、単身世帯が2人世帯以上の2倍以上となっている。
  <事業系ごみ>調査対象事業所から排出された可燃ごみ・不燃ごみ及び資源の従業員1人1日当たりの排出量(排出原単位)は、店舗、飲食店、事務所等、工場等は同量のごみ量となっている。
  飲食店では、厨介(生ごみ)が、それ以外の業態では紙類が最も多い。

中央区全体のごみ量
  <ごみの発生量>中央区の平成15年度におけるごみの発生量は、家庭ごみ23,480トン、事業系270、565トンの合計294,045トンと推計された。
  また、家庭ごみと事業系ごみとの比率は、家庭ごみ8%事業系ごみ92%の割合。
  <ごみの組成>(1)人口1人1日あたりの家庭ごみの発生量は、772.07グラムと推計される。組成別のごみ量は、紙類が40.87%、生ごみ34.39%となっており、この2つの項目で全体の4分の3を占めている。また、プラスチック、ゴム・皮革などの焼却不適物および不燃物がそれぞれ約10%。
  (2)従業員1人1日あたりの事業系ごみの発生量は1,023.08グラムと推計される。組成別のごみ比率は、紙類が全体の半分近くの45.31%を占めており、生ごみと合わせると全体の3分の2になる。また、プラスチック、金属類が家庭ごみと比べると多くなっている。
  <家庭ごみの資源可能と不適物>家庭から排出される可燃ごみの中に資源化可能物が19.4%含まれており、不燃ごみの中にも19.3%の資源化可燃物が含まれていた。また、資源の中に可燃・不燃ごみの資源化不適物が5.8%含まれていた。
  <事業系ごみの資源可能・不適物>事業所から排出される可能ごみの中に資源化可能物が23.8%含まれており不燃ごみの中にも21.7%の資源化可能物が含まれていた。また、資源の中に可燃ごみ・不燃ごみの資源化に不適物が8.4%含まれていた。


有料化に7割反対 マイバックは15% アンケート

家庭のアンケート

処理機利用は2%
  <分別方法>わからないもの「ある」35.7%、「ない」48.6%
  <収集希望時間>「午前8時〜正午」65.2%「午前3時〜午前8時」11.0%「正午〜午後4時」9.6%
  <マイバック>買物のとき「持っていく」15.3%「ときどき持っていく」35.5%「持っていかない」47.4%
  <集積場で回収してほしいもの>「ペットボトル」43.1%「古布・古着」34.9%
  <ごみの有料化>「反対」72.4%(理由=不法投棄が増え、地域環境が悪化するため等)「賛成」18.2%(理由リサイクルやごみ減量につながる等)
  <生ごみ処理機>「使用している」2.4%「助成制度があれば購入したい等」18.0%「置く場所がないので使用するのは難しい」41.7%「使用したいとは思わない」21.8%。
  <プラスチックごみ処理>「発電の燃料として有効利用する」57.3%「油やガスとして有効利用する」24.9%

事業者アンケート
レジ袋の必要42%

  <ごみ、資源の処理>「区の集積町に出している」52.5%「処理業者や管理会社が処理している」42.0%
  <ごみ減量やリサイクル>「積極的に実行している」14.8%「心がけている」52.6%「あまり考えていない」24.1%
  <飲食店・生ごみ処理機>「使用している」2.1%、「助成制度あれば購入」5.3%「入居ビルで導入すれば使用」28.7%「使用したいと思われない」58.4%
  <OA用紙の処理>「可燃ごみとして処理している」33.6%「区の資源回収に出している」14.8%「リサイクル業者に委託」14・二%
  <ごみ減量リサイクルの取組>「過剰包装を止めたり、梱包材を簡易なものにしている」30.3%「何もしていない」30.8%
  <レジ袋の削減>「使用していない」28.8%「サービスの一環でレジ袋の使用はある程度はやむを得ない等」42.3%と多い。「減らすべき等」18.7%

 
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