「銀座を愛する著名人が語る銀座の昨今」のテーマで、松坂屋が銀座開店80周年を記念して、秘蔵写真120点の公開やスケッチ展、講演など盛り沢山のイベントを6月9日から15日まで開催して好評だった。
講演では銀座出身の朝丘雪路、和泉雅子、泰明小で終戦を迎えた俳優の加藤武、歌舞伎役者の澤村田之助がそれぞれ銀座の想い出を語り、多くの人が参加した。こうした著名人に互して銀座八丁目に居住している勝又康雄さんも登檀した。
テーマは銀座の柳で、国土交通省がまとめた年表をもとにして、自らの半生を柳の復活と普及に賭けた思いを語って、多くの聴衆に感動を与えた。自論の「水との共生」にも及んで、「時間が足りなくてあと30分延長させていただけたらね」と言うほど、熱の入った語りとなった。そんな勝又さんに、ホタル、能楽祭りといった暑いさ中の多忙な恒例行事が待っている。 |