日本橋問屋街の四団体と関係五町会の役員が5月31日、横山町奉仕会館に集まり「日本橋問屋街街づくり協議会」を発足させ、代表に横山町町会長の飛川恵一氏が就任した。
事の発端は横山町でおきたマンション計画。問屋街には中央区の指導によって街並誘導型地区計画の網がかけられている。具体的には「商店街の中に建設する場合は、賑わいのある連続した商業空間の形成や地元商店の活性化を図るため、建築物の1階部分で道路に面する主たる用途を商業施設にする」と規定されている。ところが敷地が入り組んだりしていると必ずしも商業施設がかなわない場合がある。横山町の場合、ショーウィンドーの案なども検討されたが、管理責任など新しい課題も生じた。
さらに馬喰町の目抜き通り大手銀行の入るビルが、丸紅の施工でマンションに生れかわるなどの噂も流れ、このままでは問屋街の死活にかかわる、といった声がたかまり協議会の発足となった。
今後、区の指導をあおぎながら「連続した商店」を維持するために現行の地区計画の再検討をすすめるという。日本橋の新しいまちづくりの動きとして注目される。
副代表 中村庄八(馬喰町1丁目1の部町会)五味賢一(同2の部町会)松本昭(同3の部町会)飯山哲男(東日本橋3丁目町会)宮田惣一郎(横山・橘通り共栄会)小嶋晴三郎(横山町奉仕会)大能恒夫(新道通り会)野島喜一郎(東京問屋連盟)▽幹事長 原大行(横山町町会)▽会計監事 郷金二郎(共栄会)▽顧問 立石都議▽相談役 宮入正則(奉仕会)浅野雄悦(連合町会長) |