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■ 6月7日発行  このページの先頭へ
第17回東京湾大華火祭
朝日、主催を降板

 今年で第17回目を迎える「東京湾大華火祭」の実行委員会が1日に開かれた。8月14日の土曜日午後7時から1時間20分にわたり晴海埠頭で開催、昨年の江戸開府400年より1,000発少いものの、尺5寸玉10発、尺玉100発ふくめ12,000発の打ち上げ花火を楽しみ、人出も昨年同様の72万を見込んでいるなどの実施概要を異議なく決定した。今年は翌年の8月15日が終戦記念日と重なるため、警備などの関係から、順延なしと決まった。
  第1回以来、中央区と共に主催に名をつらねてきた朝日新聞社が今年から後援に回ることになった。ただし5年ごとの周年行事のときには主催に名をつらね、1,000万円の協賛金については変えないことになった。当初は主催を完全に降りるとしていたが、矢田区長のつよい懇請を受ける形となった。紙面での事前PRについても今までと同様の扱いになる。
  一方、財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団は、今年から協賛金を1,000万から3,000万円に増額し、自主警備も増員することになり、協力団体から後援に名をつらねることになった。フジテレビの特別後援と協賛金1,000万円は従前どおり。
  清掃工場の熱再利用による「ほっとプラザはるみ」が初めて観覧会場となる。ただし、協賛招待を所有する者に限り1,500人収用の予定。晴海第2会場のオートウェーブ横は昨年工事中で利用できなかったが今年は第5ブロックとして開放。このため第2会場は5,000人増の3万人収容に。また地元自治会に要望のつよかった「仮設トイレ」についても増加される。
  実行委員会で矢田区長は、「夏の風物詩とし定着してきて、昨年は72万人と最高の人出になった。さらなる工夫で、事故がなく満足して帰っていただけるよう努力したい」と挨拶した。実行委員会の福原会長は「今年で18回目を数え、新しいアイデアもとり入れ、安全対策には万全の取り組みで臨みたい。東京の多くの方の期待を集めており、中央区の賑わいを代表するイベントとして、さらに努力したい」と抱負を語った。
  なお花火の打ち上げについては台船の花火を陸から遠隔で操作するシステムをとる。

 
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