3月に発足した「銀座街づくり会議」が、「都市の街並みと建築」をテーマにシンポジウムを、24日(月)午後4時から3丁目の紙パルプ会館フェニクスホールで開催する。
基調講演は建築家の槇文彦氏で「都市の生活と建築」について語る。このあと「銀座の街並みをどうつくるか」をテーマにパネルディスカッションを展開。コーディネーターは法政大学教授の陣内秀信氏。パネリストは、建築家の團紀彦氏、作家の森まゆみさん、銀座通連合会理事で銀座分化史学会の三枝 進氏。
繁華街のシンボルといわれる銀座は、これまで破壊と再生を繰り返しながらも「銀座らしさ」を保ち続けてきた。銀座がこれからも美しい街並みであり続け、より魅力的になるためには何が求められているのかについて、それぞれの立場から意見を出し合おうという企画。陣内教授は地中海の都市を研究し、水辺都市のあり方などについて多くの提言をしている。
銀座の景観を問う
国会で「景観法」という新しい法律が論議されている。環境問題などと平向して都市を景観という視点でとらえ直そうというものだ。
銀座街づくり会議は、27日(木)3時から3丁目の十字屋ホールで「景観法と銀座」をテーマにパネル・ディスカッションを開催する。都市景観が専門の東大教授、西村幸夫氏の基調講演につづいて、同氏と銀座通連合会の遠藤 彬理事長、工学院大学の倉田直道教授らで、銀座の街並みのあり方や景観法の背景などを話し合う。
銀座街づくり会議は、これまでの目に見えない「銀座フィルター」に頼るだけでなくて、改めて「銀座らしさ」を問い直し、共有できる銀座将来像、グランドデザインを定めようとして発足した。多くの意見をつのろうと企画を打ち出している。問合せTEL3567-1535。 |