昨年は正月の浜離宮に始まり中央区では「江戸開府400年」の記念イベントが相次いで開催された。記念行事の最後を飾る「メモリアルタイムカプセル格納式」が10日の土曜日、リバーシティ21の先端にある佃公園のパリ広場で開催された。
佃島小学校の琴、日本橋中学校のブラスバンド演奏で盛りあがるなか、撮った写真をタイムカプセルに納入するサービス、フランスワインとチーズの無料配布などが行われ人気をよんだ。
1時からセレモニーが始まり中央区実行委員長の竹内誠氏(江戸東京博物館館長)は1年間にわたる行事を振り返るとともに各界の協力に感謝の念を示した。また「このパリ広場に立ちますと江戸末期の林子平の言った『隅田川はパリのセーヌ川に通じる』の言葉を実感できます」と語り記念イベントの意義について強調した。次いで矢田区長、区議会の石島議長から祝辞が寄せられた。
会場には3月29日に住民登録をして90,000万人目の中央区民になった横山陽二さん一家が招かれ、妻の桂子さん、佃島小1年の大樹君、2歳の陽成君ともども矢田区長から記念の区民証、盾、花束が、また竹内会長からはワインが贈られ、会場に祝福の拍手が寄せられた。
横山さんは名古屋から転勤で移住、「名古屋も家康ゆかりの地です」として中央区への愛情を示した。
新婚さん3組紹介
次いで昨年、結ばれた新婚さん3組が紹介された。お互いのメッセージがカプセルに収められ、20年後に開封することになっている。
メモリアルタイムカプセルには、公募して集まった未来へ伝え残したい画像、映像の記念DVDとともに中央区開府400年記念事業(オープニングイベント、江戸・食文化の祭典、華パレード、江戸ルネッサンス会議など)の記録DVDなどが入っている。
記念プレートを除幕したのち、小学生が埋設の儀式に参加した。会場では参列した子供たちの親御さんが晴れ姿をカメラ・ビデオに納めた。 |