銀座「教文館」（銀座4-5-1）は従来同ビルの6階と8階に分かれていた子どもの本の売場を、6階の全スペースに統合拡張「子どもの本のみせ ナルニア国」が3月20日、一斉に新装オープンした。
今まで8階にあったナルニア国から継承するロングセラーの絵本・読み物と新刊コーナーの児童書（児童書出版社が赤ちゃんから高校生向けに刊行した本）13か月分の常設からなり、蔵書点数は約13,000点に及び、さらに今回の売場拡張で、ノンフィクションの充実、洋書絵本の拡充をはかった。売場面積は、ナルニアホール含め93.6坪となった。
ロングセラー、新刊のエリアも多彩に
ロングセラーの本と、この1年間に出版された本がワイドになったひとつのフロアで、選書コーナーも常設、文庫や図書館などのための本選びもじっくり見られ、さらに充実した棚の拡充も目につく。
◇ロングセラーのエリア 赤ちゃん向け、絵本、読み物、かがくの本など合計5,000点、洋書300点、グッズ類（ポストカード、カード、人形、かるた等）▽新刊のエリア 新刊児童書13か月分（2003年4月分〜2004年3月分）絵本1,500点、フィクション1,100点、紙芝居50点、ノンフィクション1,700点、昔話・伝記・詩230点、中・高校生の本棚400点ほか。婦人トイレにはおむつ交換台を設置。
ナルニアホールで中川季枝子世界展
“ナルニアホール”では、絵本の原画展やおはなし会・講演会などを随時企画開催する。オープン記念「中川季枝子の世界展」を4月15日（木）まで開催中。
また、同ホールの定期イベントとして、子どものためのおはなし会を毎月第2・4土曜日午後2時、3時に、ブックトークの会を毎月第3土曜日午後2時から（要予約）開く。電話は3563-0730。
「春休み、新しく誕生したナルニア国へ、ご家族でぜひお出かけ下さい」（臼井英夫・（株）教文館常務取締役）。
（株）教文館（中村義治代表取締役社長）は「本とともに120年」の記念事業を鋭意推進中。プレオープン披露が3月19日、関係者を集めて開かれた。 |
