東急百貨店の跡地に地上20階地下4階、地上2階地下2階(別館)の「日本橋一丁目ビルディング」がお目見え、商業施設「COREDO日本橋」がいよいよ30日(火)にオープンする。
商業施設は地下1階から地上5階まで。高さ35メートルの6層吹き抜けのアトリウムは、中央を貫く大柱を中心にシンボリックな空間となっていて魅惑をそそる。内装は石や木などのオーガニックな素材を使用した温かみのあるインテリアをフロアごとに展開している。
日本橋エリアのランドマークとなる外観デザインは、美しい曲線を描いて人の目を魅いている。世界銀行本部を手がけたウィリアム・ベダーセンの作品で、先進的でありながら重厚な風格を兼ね備えている。
コレド日本橋は、核を意味するCOREと江戸=EDOをつなげた造語。「そこから始まる新しい日本橋が東京の商業の『核』になる」との思いを込めている。
商業施設は33のテナントで構成する。主なテナントとして、ソニープラザの大型新業態店舗セレンディビティ、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」、スペインの2つ星レストラン「サン・パウ」、フレンチの「レカン」ならびに老舗中華の「維新號」の新業態などに加え、遊び心を大切にしたライフエンタテイメント事業を手がけるタカラが展開する初の大型直営店「ガレージ」や、パリでも行列のできる、パン職人エリック・カイザー氏の「メゾン・カイザー」が、ワインやチーズ、サンドウィッチなどが楽しめるカフェを併設。
オフィス部分は1フロアが約3,000平方メートル無柱間で、南面(永代通り側)は複層ガラスによる弓形ファサードとなっていて、自然光が効果的に入る省エネ空間に。
テナントは、メリルリンチ日本証券(株)、(株)格付投資情報センター、伊藤忠丸紅鉄鋼(株)三井リース(株)、日伸海運(株)、早稲田大学大学院など。
事業主は、三井不動産、東京急行電鉄、東急不動産の各株式会社。
なお中央区は、融資のあり方について早稲田大学大学院(ファイナンス)とともに新年度から研究検討することにしている。 |