東京商工会議所中央支部は5日、第29回会員懇親大会をロイヤルパークホテルで開催した。第1部は特別講演で白鴎大学教授の福岡政行氏が、今後の日本の政治と経済について語った。
まず政局については次のように展望した。「参院選は今のままなら自民圧勝に終り、小泉続投となろう」「危険要因は(1)イラクでの突発的事態(2)自民党内(3)地方自治、に存在する。今のままで自民党と民主党が残っていくことは難しい。とくに古賀前幹事長の動向が注目され、米大統領選で民主党が勝つと加藤も動くだろう。地方自治は構造改革で交付金が減らされ、あげく不況で疲へいしているので、参院選で小泉に反旗をひるがえすことも考えられる」
さらに日本の人口が減少に転ずる2007年問題について少子化とあわせて日本経済にとって重大な問題になってくると警告した。
逆に中国は東京オリンピック前の状態にあってこれから高度成長をひた走ることになるとも指摘。
第2部の会員懇親パーティで支部会長の古屋勝彦氏、東商の池田守男副会頭が挨拶。矢田区長が来賓代表で挨拶し、宮入正則副会長の発声で乾杯をして親睦をふかめた。中じめは、小柳重隆副会長。 |