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■ 3月15日発行  このページの先頭へ
蛎殻町東部町会に誕生「蛎東椿会」
  4月には花見会も予定 蛎殻町を知る会を開催
  祭りが縁で広がる 新しい住民の希望で


  2月21日の土曜日、蛎東町会会館で「蛎殻町を知る集い」が開かれた。講師は隣町の人形町で理容店を営むかたわら独学で日本橋など郷土史を調査研究している有田芳男さん。地元の歴史を自ら集めた資料にもとづいて説明して好評だった。
  この会を主催した団体は、蛎東椿会(かきとうつばきかい)という。平成11年に水天宮が神田明神に新しい神輿を寄贈したときに、それを担ぐ人を募集して、出来たグループだ。椿が水天宮の紋になっているところから名付けられた。担ぎ手を募集したときに中心で動いたのが神田明神の祭りを仕切る宮鍵講(108町から18人)に入っている小林正典さん。
  ところが会員の間から、とくにマンションに住んでいる人たちから「せっかく知り会えたんだから、祭りだけでなく、親睦をふかめたい」「新しく住んだ人はこの町のことをもっと知りたい」といった声があがり、協議を重ねて、町会の祭りと親睦の会として会則も定められた。
  会長に就任した大河内英二さんが1月31日に急逝したので、現在は印刷業を営む中庭文武さんが会長代行をつとめている。
  蛎東町会は水天宮、ロイヤルパークホテルからターミナル、浜町、新大橋通りに接する広いエリア。近年マンションが増えて新旧で十二棟にも及ぶという。魚竹を営む徳田政行さんは「新しい住民との交流になれば町会にとってもプラスになります」と、期待を寄せているという。
  いわば祭が生んだ縁というべきもので他町会からも注目されている。今回の有田さんの講演に際してはポスターもつくられた。またマンションに住む人も多様で弁護士もいれば、先日、外国人強盗を捕えた人形町の果物店の主人も住んでいる。
  ホームページをたちあげる準備も進めている。4月の日曜には蛎殻町公園で花見を予定しており、年間行事も決まっている。
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