江戸開府400年の中央区実行委員会は、このほど『江戸1時間旅行地図』を作製した。簡単に言えば、現在から江戸へ順次すかして見ていく紙芝居、といったもの。
皇居から東京湾までの今の地図がすかしで刷りこんであるケースに、大正10年、明治14年、安政6年(1859)文化14年(1817)と四枚の古地図をさしこむことで、今と過去を同時に見ることができるという仕かけ。自分の生れ育った所が実は海だったとか、武家屋敷だった、と確認できる。
さらに付録として、400年の間に中央区で生きた人々を鳥観できる年表もついていて文化商業の発信地としての中央区を改めて見直すことができる。また、ケースの裏側には最古の江戸国(慶長7年)と衣食住の金銭感覚を江戸と現代で比較できる説明も付いている。この作品を2千円で8日から観光協会(区役所7階)で販売する。連絡TEL3546―5640。 |