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平成11年4月に設立されたこの会は、謡曲と仕舞のお稽古を楽しむ会です。
お伺いした7月25日は、ちょうど謡曲「嵐山」のお稽古の最中で、浪々とした声が心地よく響いていました。
能には観世流、宝生流、金剛流、喜多流、金春流と5つの流派がありますが、講師の新江先生は観世流の能楽師として舞台で活躍中です。お稽古では謡の一節一節や仕舞の細かな所作まで、先生が一人ずつ丁寧に指導されていました。
能舞台は3間(5.4メートル)四方と広さが決まっていて、能ならではの節回しと型、役柄の心持ちによって、若者から老人までの多様な人物、神様や鬼などを演じ分けることを教えていただきました。観世流の能楽堂は、現在は渋谷の松涛にあり、謡曲は江戸時代から町人衆のたしなみとして広く普及していたそうです。
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発表会
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