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ヤマちゃんのちゃんぷる交遊録
代表 鈴木英子さん
壱拾五の巻 「中央区点字友の会」
会 場:中央区福祉センター
例 会:月2回水曜日(月により日にちは異なります)
     PM2:00〜4:00
会員数:10名
代表者:鈴木 英子さん(湊町在住:写真左)
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  この会は平成8年に中央区で主催した「点字講習会」に参加したメンバーで構成されています。
会員は10名で女性9名、男性1名。最高齢の方は75歳です。
お邪魔した日の参加者は5名で、皆さんはパソコンで入力している最中でした。その中のお一人は、ビデオテープに貼るラベルを点訳プレートで作成中でした。見ているだけで根気のいる作業ということが分かります。
お二人の方は、童謡と賛美歌をパソコンに入力していました。皆さんの自前のパソコンには点字用ソフトがインストールされています。

真っ先に驚いたのは、右側から左側に入力していくこと。「あいうえお」が「おえういあ」と書いていくのです。昔の国語読本のように右から左に読みが逆になります。紙に入力するときは、裏返してひとつひとつ打ち込んでいくのです。点字の打ち込みは、紙を裏返して逆様に打つと突起が上に出ますし、誤入力を消去するには上から紙をなでて突起を平らにします。視覚障害の方は、シャンプーを把握するのに容器の横の突起を触って確認するそうです。牛乳の紙パックの上には切込みがあり、ジュースではないと確認できるなど、様々な事を教えていただきました。また、小学校や中学校の総合の時間に出張授業をされるなどの活動もあります。我が家の娘も小学校4年のときに、点字を教えていただいたことが話の最中に分かりました。 私自身もその発表のときに、外国の点字や手話が日本と微妙に違うことを教わり、子供たちが家で熱心に調べていたのを思い出しました。

 

点字プレート点字プレート
 お年を召した方がパソコンを操作していたので、「昔から使っていらっしゃったのですか?」と伺ったところ「この点字を入力するために学習したのよ」とおっしゃっていました。
学ぶ姿勢や他の方のお役に立ちたいという志があれば、新しいことにチャレンジするのに年齢は関係ないのだということを再確認した次第です。


NHKの深夜便のアンカーエッセイと朝日新聞の天声人語
NHKの深夜便のアンカーエッセイと朝日新聞の天声人語


ヤマちゃんの一言…
   新富町でお店の経営をしていらっしゃる鈴木さんは、店番のかたわら点字を打つこともあるそうです。朝日新聞の天声人語を10日ごとに打ち込んだり、NHKのラジオ深夜便のアンカーエッセイの点字入力、作業の分担などをして精力的に活動されていらっしゃいました。 鈴木さんは、今年の「中央区福祉祭り」実行委員長を兼ねていらっしゃいます。ということで「中央区健康福祉祭り2006」の打ち合わせの様子も見させていただきました。「南中ソーラン節」の振り付けを20名以上の方で検討していらっしゃいました。11月5日の福祉祭りが楽しみになりました。
 

2006年7月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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